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「良い家」に住むことは、地球にもカラダにもやさしい
本写真画像は全国各地のR+houseネットワーク加盟工務店が施工した物件が撮影したものを同ネットワーク全体の広告宣伝に使用しているものであり、当該物件が特定の工務店等の施工物件であることを保証するものではありません。
住宅の高気密化・高断熱化により、「自給自足できる住まい」として注目されている「ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」。政府は具体的な数値目標を掲げ、2030年までに、新築住宅におけるZEH化を推進しています。こちらでは、横浜市・藤沢市で注文住宅を手がける工務店「あかりホームクラフト」がZEH住宅の品質と性能について解説します。
本当に「良い家」は“空気”が違う
夏は涼しく、冬は暖かく、カラダに優しい家――それこそが、私たちが考える“良い家”の条件です。日本は四季折々の変化に富んでいる国。高温多湿の夏場、低温乾燥の冬場と、季節によって外気温の変動が激しく、単に高気密・高断熱の住宅では、住み心地の良い住宅にはなりません。
重要なのは「湿度やと空気循環のコントロール」。つまり、計画的な換気です。高気密・高断熱に加え、湿度と空気循環をコントロールする仕組みさえあれば、室内温度の維持が容易になります。そのために必要なのが、室内の空気循環を自動化する計画換気システムです。
計画換気システムとはいわば、風通しをコントロールするための仕組み。住宅に吸気口・排気口を設置し、つねに新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を排気し続けます。それが湿気の抑制につながり、結露やカビの発生を防ぎます。健康的な室内環境の構築に欠かせない仕組みです。
また、湿気は住宅の“傷み”の原因となります。家の骨組みである構造躯体(こうぞうくたい)を腐らせ、建物の寿命を低下させます。高気密+高断熱+計画換気……。この3点が揃う住宅こそが本物の“良い家”であり、「次世代の省エネ住宅」だと考えます。
住宅の機密性を表す「C値」とは?
住宅の機密性を表す指標に「C値」があります。C値とは、一般的な住宅における相当隙間面積のこと。C値によって建物1㎡あたりに「どのくらいの隙間があるのか?」がわかります。つまり、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性の高い住宅となります。
住宅性能を決める大切な指標でありながら、これまで注目されてこなかったC値。一般的な高気密住宅におけるC値の基準は5.0(5cm/㎡)ですが、近年はC値1.0を下回る「超高気密住宅」も登場しています。住宅の気密性能は、効率的な断熱および計画換気を実現する上で、欠かせない要素です。裏を返すと、気密性の低い住宅に優れた断熱性、予定通りの計画喚起は期待できません。
「Q値」と「UA値」で住宅の断熱性が決まる
住宅の断熱性は、「Q値」と「UA値」で決まります。Q値は住宅の「熱損失係数」を表す指標で、床や壁、天井から「どのくらいの熱が逃げているのか?」を数値化したものです。Q値に比例して断熱性能は下がり、夏場・冬場における冷暖房効率が低下。つまり、Q値の低い住宅は断熱性能が高く、省エネ設計であることがわかります。
UA値とは、2013年4月に改正された「住宅・建築物の省エネルギー基準(以下、省エネ基準)」において、Q値に代わって採用された、住宅の断熱性能を表す新しい指標です。正確には「外皮平均熱貫流率」と呼ばれるもので、省エネ基準改正後は、住宅の断熱性能を公平かつ、より正確に評価できるようになりました。
基本的な算定方法はQ値同様で、数値が低いほど断熱性能が高いと評価します。いずれも「住宅の断熱性能を表す指標」に変わりありませんが、2013年以降はUA値が主流に。ただし、現在もQ値を使用する住宅メーカーは少なくないので、両方とも覚えておきましょう。
部屋の温度・湿度を安定させる「計画換気」
計画換気の特徴は、空気を24時間循環させて部屋の温度・湿度を安定させること。これが「夏は涼しく、冬は暖かい室内環境」を実現させるカギです。さらに計画換気は、結露対策やホコリ対策(空気清浄効果)、冷暖房効率向上など、さまざまな側面での恩恵があります。
たとえば、結露対策。高気密・高気密住宅は、室内温度と外気温との差が激しく、結露が生じやすい特徴があります。とりわけ注意したいのが冬場です。温度差から壁・床下などの「見えない箇所」に結露が生じるため、建物の寿命が縮まる可能性があります。計画換気によって余分な湿気を排出できれば、厄介な箇所で生じる結露を防止できます。
一流の建築士とR+パネルによる 「耐震性の高い家」
住宅性能を決める要因のひとつに、「耐震性」があります。従来の在来軸組工法を用いた住宅は、柱や梁で建物全体を支えるため、横揺れに弱い側面があります。当社が手がける住宅では、「R+パネル」と呼ばれる断熱性が高い耐力壁パネルに、在来工法の一種である「パネル工法」を採用。壁と床、全ての「面」で住宅を支えるため、非常に優れた耐震性を誇ります。また、同工法により、大地震や台風から受ける力を効率的に分散。建物の倒壊リスクを大きく下げます。
「燃費」を意識した家づくりを目指して
冷暖房効率に優れ、オールシーズン通して光熱費の安い家は、「燃費の良い家」といえます。
そのためにも、高気密・高断熱、そして計画換気システムの仕組みを取り入れた、省エネ性能の高い家づくりを目指したいところです。オリジナルの耐力壁材であるR+パネル、熱伝導率の低い特殊素材の窓サッシなど、住宅の随所に高気密・高断熱化の工夫を施し、燃費の良い快適な住まいを実現します。
R+houseの優れたZEH普及率実績
R+houseの2020年度におけるZEH普及率は、50%以上を目標にしています。ZEHロードマップ(普及率の目標値)では、2018年度および2019年度は20%、2020年度50%に設定しており、普及実績は直近5年間で2%~5%に推移。なお、BELS普及率実績は0%となっています。